Quantcast
Channel: こころとからだがかたちんば
Viewing all articles
Browse latest Browse all 576

2015年6月18日 木曜日 「初夏のサウンド・22 About The Weather(Magazine)」

$
0
0

昨日、6月17日 水曜日。
3ヶ月に一回のヤマ越え。子供たちが道端で挑戦する数人の長い縄跳び。
回るナワの調子に呼吸を合わせ、突っ込んでいく。自死するみたいにダイヴする。

先週、いきなりのゲリラ豪雨というレイプ。家が台無しになった70代のお父さんがお昼の映像に映っていた。気丈にも冷静なさま。心境はそんなことは無いのだろうが。茫然としているから気丈に見えるだけのことかもしれない。
昨日は一日、その映像のせいで不安定な陽気がいつ舞い降りるかびくびくしていた。
というのも、その近くに終日居たから。

「仕事は副業」と友人やガールフレンドには言いながら、終日アウェイな場で・会議に呑み込まれていると、正直そうも行かなくなる。しかし、こういった日の救いは、短時間にギュッと圧縮されるので、しゃべるエネルギーは要るが、それが終わると少しゆるい時間を、早い時間帯から味わえる。

薬物を可能な限り削り落とす日々も、こういった日だけはQPコーワや鎮痛剤などのチカラを借りる。それでも頭痛等の痛みが消えない。

***

「仕事は副業」でも、こういった前夜は少し神経質や憂鬱になる。そういったときは、その後のゆるむ時に心の標準を合わせることで、心のバランスを何とか確保する。

いくつもの会議のハザマで、都内から来るいろんな人と会うのだが「雨に逢わなかったかい?」と言われる。自分が通り過ぎた各地点で「その通過時点では」なにごとも無かったのに、数十分後に土砂降りになっていた。そう言われると、案外「運」は味方をしてくれていたのかもしれない。

この時節は19時半くらいまで明るいので、島に着くとまだ帰るには早い気がしてしまう。おまけに頭痛が一層きびしい。島の隠れ家の1つである土着喫茶にまぎれ込む。夕暮れの露地では、ネコさんたちがゆうゆうと歩き、道に佇んでいる。
アイスコーヒーを注文し、店のおかあさん(おばあちゃん)と2人でおしゃべりをして過ごした。

■マガジン 「アバウト・ザ・ウェザー」1981■

マガジン/ハワード・デヴォートと出会えた初めは1981年の今ごろ。
教授のサウンドストリートで掛かったこの曲。
雑誌「ミュージック・マガジン」では、この曲を含むLP『マジック、マーダー&ザ・ウェザー』は小嶋さちほさん(ゼルダ)含むみんながボロクソに叩いていた。私が出会い、初めて買ったマガジンのLPが、彼らの最終アルバムになるであろうこと・間もなく解散するだろうという予想を、「なぜそこまで・・・」と当時思っていた。

実際その通りマガジンは解散したが、自分にとっては好きなLPである。
当時、神保町のこじんまりとアットホームだった塾の帰り道、三省堂書店本店横にあったヴィクトリアによく寄り道していた。そこでLP『マジック、マーダー&ザ・ウェザー』を買った。

ヴィクトリアというとスポーツショップのイメージが強いが、当時はレコードショップも展開していた。そして、この神保町店の2階はニューウェイヴ貴重盤の宝庫だった。マガジンやウルトラヴォックスが裏で糸を引きYMOの影響下、別ユニット名称で創ったヴィサージや「ニウロマンティクス」面々のレコードやヨーロッパの最新レコードが店内に並んでいた。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 576

Trending Articles