音盤日誌:プリンス「戦慄の貴公子」1981年
相も変わらず、1981年暮れから1982年新年度にかけて買った音楽雑誌をめくりながら、その頃見聞きしたレコードを確認していた。 春という時期に絡んた音楽備忘録を少し。 * プリンスの存在を知ったのは、1982年1月号に掲載された新譜紹介だった。実際のアルバム発売は1981年12月。 彼にとっての4枚目アルバムは、日本語で「戦慄の貴公子」というタイトルがついた作品。...
View ArticleSomewhere In Tokyo 2021(5月)
2013年9月、五輪誘致の決定は寝耳に水だった。 311後、新たに舞い降りた災難。恐怖の大王みたいなものだった。 2013年当時、叫び笑いながら、金で五輪誘致を実現したことに国旗を振り、酔っていた者、それを支援した者。 笑顔、笑顔、たくさんの不気味な笑顔。 そこには利権者のみならず、隣組的一般人もたくさん居た。...
View Article音盤日誌:ニューウェイヴ・カセットシリーズ9 A面 1982.6
このカセットA面は、すべてクロスオーバーイレブンからのエアチェックだったと思う。 まさに15(歳)の夜。その夜にヘッドフォンを付けてFMチューニングしては録音していた頃のもの。 A面 1/ヘアカット100「ファンタスティック・デイ」 ・1980年がテクノ、1981年はニューロマンティックスの年とすると、1982年はファンカラティーナの年だった。...
View ArticleSomewhere In Tokyo 2021(6月)2
五輪がもし開催されるならそれはただ残念でしかない。 開催されても/しなくても、 徹頭徹尾、最初から最後までこの企画が踏んだプロセスに対する疑念は晴れない。 ■RCサクセション 「風に吹かれて」1988(From Album「Covers」)■ どれだけ遠くまで歩けば 大人になれるの? どれだけ金を払えば 満足できるの? どれだけミサイルが飛んだら 戦争が終わるの? その答えは風の中さ...
View Article音盤日誌:ニューウェイヴ・カセットシリーズ9 B面 1982.7
B面は、7月2日「渋谷陽一のサウンドストリート」でエアチェックしたものが中心となっている。 総体的にB面は、ニューウェイヴというより新譜プラスアルファ。 しかし、みんなニューウェイヴと無縁か?と言えば、なんらかの引っ掛かりがある音楽である。...
View ArticleSomewhere In Tokyo 2021(6月)4
ルリマツリが咲いた。 意味不明の三流くそコピー。 ■David Bowie 「Look Back In Anger(怒りをこめてふり返れ)」1979■ 東京五輪を巡るお芝居。かけひきはまだまだ続く。 芝居の結末はまだわからない。
View Article音盤日誌:ニューウェイヴ・カセットシリーズ8 A面 1982.6
15の夜、のもう1本。カセットNo.9と同時並行でエアチェックしていたNo.8。 たまたま初夏の時期に録っていったのだが、「夏っぽい曲」が多くなったため、わくわくした少年はインデックスカードに「Summer Music In '82」と書いてしまっていた(苦笑)。 しかも、書いただけでなく、実際このカセットテープとラジカセを持って夏の海に行った。浜辺にラジカセ、と良い時代の風を感じる。...
View Article音盤日誌:ニューウェイヴ・カセットシリーズ8 B面 1982.6
B面 1/カン「ゴモラー」 ・この曲を初めて聴いたのは1981年11月。カンとして1曲目に知った曲だった。 微細な揺らぎのフレーズの中にとどまる心地良さがクセになり、催眠のようなこの曲を知った当時、毎日毎日繰り返し聴いていた。 クロスオーバーイレブンで再び放送された1982年6月。この曲にはどうやら4分モノと5分モノがあるようで?...
View ArticleSomewhere In Tokyo 2021(7月)3
今年も梅雨が明け、セミが鳴く夏が来て、アイスコーヒーを飲み、パーシー・フェイス・オーケストラの「夏の日の恋」を聴く。 ■Percy Faith 「Theme From A Summer Place」■ 「五輪がもし開催されるならそれはただ残念でしかない。 開催されても/しなくても、 徹頭徹尾、最初から最後までこの企画が踏んだプロセスに対する疑念は晴れない。」...
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